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産総研など、軽量で燃えにくい信頼性の高い太陽電池モジュールを開発

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2016.09.08

新たな結晶シリコン太陽電池モジュールを開発

国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は9月5日、信越化学工業株式会社(信越化学)と共同で、難燃性や軽量化のみならず、破損しにくく、簡易に設置することが可能な新たな結晶シリコン太陽電池モジュールを開発した、と発表した。

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産総研の太陽光発電研究センター原 浩二郎上級主任研究員のグループは、信越化学と共同で、シリコーンゴム製のシート状の封止材を用いた新たな結晶シリコン太陽電池モジュールを開発した。

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従来型のモジュールは、結晶シリコン太陽電池を白板強化ガラスの表面材、EVA(エチレンと酢酸ビニルの共重合体)封止材、裏面材で封入し、アルミフレームを取り付けて反りの防止や架台への固定などを行う。

新しいモジュールは重いガラスや可燃物を用いない

新開発のモジュールは、難燃性の高分子フィルム表面材、シリコーンゴムシート封止材、裏面材に絶縁処理をしたアルミ合金板で構成される。

新しい太陽電池モジュールは、従来用いられていた重いガラス基板や可燃性の有機部材を用いていない。

また、アルミフレームを用いないので、アルミ合金の裏面材に直接モジュールを固定することが可能となった。

評価試験を行ったところ、難燃性が高く、軽量で非破損、容易に設置できるなど優れた長期信頼性を示した。また、モジュール全体のコストの増加を抑制した。

実用化を目指す

今後は新しい太陽電池モジュールの実用途を想定し、電気自動車などの車載用、住宅の屋根材・建材一体型、外壁面への設置について、モジュールサイズや構造、部材の最適化、必要な信頼性試験などを行う。

(画像はプレスリリースより)

<外部リンク>
国立研究開発法人 産業技術総合研究所のプレスリリース