ネクサス・アールホームコラム

column

TOP >  ネクサス・アールホームコラム >   >  種子島で太陽光発電の出力規制を実施 今年すでに10回目

種子島で太陽光発電の出力規制を実施 今年すでに10回目

thumbnail
2016.05.10

島内太陽光発電量の約3割を制御

九州電力は鹿児島県の種子島で、4月29日に今年10回目になる太陽光発電の出力制御を実施しました。その規模は過去最大で、2,880kWにのぼりました。これは実に、島全体の太陽光発電出力のおよそ3割に相当します。

c00001-1

種子島の電力事情

種子島では、電力の約8割を火力、残り2割のほとんどを太陽光でまかなっており、近年、晴れた日には供給力が需要を上回る場合が増えてきました。

供給が大幅に上回ると、送電線を流れる電力が不安定になり、最悪の場合停電が発生します。しかし種子島では、本土と送電線がつながっていないため、需給バランスを島内だけで調整する必要があるのです。

こうした場合、基本的には火力発電設備の出力を抑えますが、それでも対応しきれないときは今回のように、太陽光発電設備の出力を抑制すべく、電力会社が事業者に対し指示を出すことになります。

出力制御以外の方法はないか?蓄電池活用に向けて

太陽光発電は、天候で出力が左右されることが課題です。供給過剰への対策として、蓄電池に電力を溜めて供給をコントロールする取り組みは、種子島でも進行中です。

国の補助金を受けて2014年3月以降、種子島では3,000kWの蓄電池を設置し、実証実験が続けられています。今までのところ試験結果は公表されていませんが、最大で3,000kWの電力を充電できれば、今回の出力制御は回避できたかもしれません。

種子島を含めた離島では今後、さらに再エネが余剰になる可能性もあります。この出力制御の課題をクリアできれば、モデルケースとして、再エネ利用拡大に向けた大きな一歩になるかもしれません。

<外部リンク>
九州電力 プレスリリース