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【太陽光発電の運用者必読】太陽光発電が災害で壊れたときの対処法

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2016.05.25

太陽光発電を運用する方が、災害からの復旧作業時に注意しなければならないのが、壊れた太陽光発電への対処です。
一見すると壊れて機能停止している太陽光パネルも、実は発電状態にあり、不用意に触ることで感電する恐れがあります。

この記事では、太陽光発電協会が発表した資料を参考にしつつ、水害や震災によって壊れた太陽光発電の取り扱いについて解説します。

今後、各地で数十年以内に大きな地震が発生すると予測されています。もしもの時のために、今から対処法を学んでおきましょう。

1.破損した太陽光発電設備の危険性

1-1.倒壊などにより破損した場合

家屋の倒壊などにより、太陽光発電パネルが瓦礫と一緒に埋もれているような場合は注意が必要です。
機能停止しているように見えても、パネルに太陽光が当たっている限り発電している可能性があるからです。
この状態のパネルに不用意に触ると、感電の恐れがあります。

同様に、太陽光パネルに配線されているパワーコンディショナなどの機器でも感電の恐れがあります。
素手で撤去するような行為は、絶対に避けましょう。

1-2.水害により水没・浸水した場合

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画像引用:一般社団法人太陽光発電協会「太陽光発電設備が水害によって被害を受けた場合の対処について」

太陽光パネルと電線の接続部が水没・浸水している場合、またパワーコンディショナが水没・浸水している場合は、近づくだけで感電する恐れがあります。

また、水害時は漂流物によって傷つけられ、各機器が破損していたり、ケーブルが断線していたりする恐れがあります。
やはり、素手で撤去するような行為は絶対に避け、できるだけ近づかないようにしましょう。

1-3.雨天時の注意点

災害などによって太陽光発電設備が破損し、そのあとに雨が降った場合は注意が必要です。
2016年4月に発生した熊本地震を受けて「特定非営利活動法人太陽光発電所ネットワーク」が発信した呼びかけによれば、以下のような問題点が挙げられています。

・太陽光パネルが雨にさらされると、感電の範囲がさらに拡大する可能性がある

・雨のあいだは発電しないが、その後日射を浴びると、感電だけでなく火災の危険性も出てくる

また、太陽光発電の設置箇所によっては、地震後の雨によって地滑りの可能性がありますので、二次災害の可能性が高まります。あわせて注意しましょう。

2.破損した太陽光発電への対処

もし緊急を要する救助作業などで、やむを得ず壊れたパネルに触れる場合は、ゴム手袋などの絶縁性のある手袋の着用が必要です。
可能であれば、パネルの表面を遮光できる布や段ボールなどで覆い、太陽光を遮りましょう。

緊急性がない場合は原則として、破損している太陽光発電の撤去は電気工事士などの専門家に依頼すべきです。
50kW未満の発電設備ならば、販売施工事業者。 50kW以上の場合は、選任されている電気主任技術者へ連絡しましょう。

また、破損している太陽光発電設備は漏電によって、感電の恐れだけでなく火災につながることもあります。
放置することなく、速やかに専門家へ依頼することも大切です。

3.まとめ

東日本大震災以降、太陽光発電設備の普及は急速に進みました。
災害などによる停電時でも電気が使えるというのは、非常に魅力的です。

その一方で、2015年9月に発生した関東・東北豪雨による鬼怒川反乱や、2016年4月に発生した熊本地震など、停電どころか家屋自体が倒壊してしまうような災害も続いています。

太陽光発電を運営する方は、災害によって太陽光発電設備が破損してしまったときの対処法を、二次災害を防ぐために把握しておく必要があるわけですね。

もしものときには、近隣の方々にも破損した太陽光発電の危険性を伝えられるようにしておきたいですね。