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トイレのリフォーム費用をプロが解説! ズバリ相場はいくら?

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2016.02.16

トイレのリフォームを考えたとき、やはり気になるのは費用ですよね。

そもそも費用の相場がわからなければ、リフォームの検討すら始められないと思います。
理想のリフォームが実現できるのかも、その費用次第でしょう。

この記事では、トイレのリフォーム費用を解説しつつ、気になる節約ポイントやより良いリフォームにするためのアイディアまでご紹介します。
また、ご紹介する最新の便器の優れた節水性や清掃性は、古いタイプのトイレと比べれば驚くことまちがいなしです。

トイレリフォームの相場が知りたい、大切なご自宅のトイレリフォームで失敗したくない、便器選び方がわからない……という方は是非ご一読くださいね。

1.トイレのリフォーム費用はなにで決まる?

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リフォームといえば、キッチンやリビングなどをイメージすると思います。

トイレのリフォーム費用について、詳しい話を聞ける機会はそうそうないですよね。
そこでまずは、基本的なトイレリフォームにかかる相場からご紹介します。

1-1.設置(工事)費用

トイレリフォームといっても様々な方法があります。
大まかに分けると、工事の内容は以下のようになります。
なお、設置(工事)費用にプラスして、設置する機器代がかかりますのでご注意ください。

1-1-1.便器の交換のみ

まず、今まで使っていた便器を撤去し、新しい便器を設置する工事です。
概算の費用は2万5千円~です。
ほかの作業がとくになければ、便器の交換ならだいたい半日で工事は終了します。

1-1-2.床の張替えを行う場合

便器の取替え工事と同時に、床の張替えも行う工事です。
概算の費用は、便器の交換のみの工事にプラスして2万5千円~です。※一般的な0.5坪の場合
現在使われているものが和式便器の場合や汚れが目立つ場合、床に腐食がある場合などでこの工事が必要となります。

とはいえ、清掃性の向上や仕上がりの美しさから考えると、便器の交換と一緒に床の張替えも行うことをオススメします。
床の張替えについては、「2-1.汚れに強い材質を選んで清潔に」でも詳しくご紹介します。

1-1-3.壁、天井の内装材も取り替える場合

便器の取替え工事と同時に壁や天井の内装材も取り替える工事です。
概算の費用は、便器の交換のみの工事にプラスして2万~3万円です。※一般的な0.5坪の場合

ご使用の便器が、和式の場合やタンクと便座、便器が別々になっているタイプの場合、壁の給水位置が大きく変更になることがあります。
こういった壁の給水位置が変更となる場合に、この工事が必要となります。

また、汚れの目立つ場合などにも、この工事が必要となることがあります。ただ、壁や天井まで取替えなくてはいけないほど汚れている例は、あまりありません。

便器や床と一緒に壁や天井の内装材も取り替えると、トイレは新築のように生まれ変わりますよ。

1-1-4.トイレを一新したいときに取り替えるもの

壁や天井の内装材まで取り替えるのであれば、一緒にいろいろなものを取り替えてみましょう。

・トイレドアの交換(+約2万円~)

・紙巻器やタオルかけなどのアクセサリー類の交換(+約2千円~)

・窓枠や巾木などの木部の塗装や交換(+約1万円~)

・照明器具の交換(+約5千円~)
※()内の概算の費用は、便器の交換のみの工事にプラスして必要になる費用となります。

せっかくの機会なので、トイレを一新すると気持ちがいいですね。

1-2.機器代

トイレの便器にもグレードが存在します。グレードの高いものほど機能性に優れ、低いものほどシンプルな便器になります。
当然、グレードが高いものほど価格も高くなります。

・Sランク
主な機能:タンクレス、全自動洗浄、暖房洗浄便座
価格帯:約18万円~(手洗い器取り付けの場合は+3万円~ ※タンクレストイレの場合、トイレ内に手を洗う設備がなくなります。ご希望に応じて取り付けましょう)

・Aランク
主な機能:タンク付き、節水機能、脱臭機能、暖房洗浄便座
価格帯:約10万円~

・Bランク
主な機能:タンク付き、暖房便座
価格帯 約3万円~

選ぶ便器のグレードによって、トイレリフォームの総額は万単位で変動します。
たとえば、便器の交換のみで、便器のグレードをBランクとした場合、6万円程度で収まります。
どの機能が必要かを充分に検討して選びましょう。
また、グレードと機能については、「3.機器代を左右するトイレのグレードとは」で詳しく解説します。

1-3.節約のポイント

お金をなるべくかけずにリフォームできるのが理想ですよね。
そこで、リフォーム費用の節約のために知っておきたいポイントをお伝えします。

・見積もりを依頼する際はなるべく費用を抑えたい旨を伝える
工事店に依頼する場合に、要望のひとつとして費用を抑えたい旨を伝えれば出来る限り抑えた提案をしてくれるはずです。

・便器の種類とグレードを確認
各メーカーのカタログは簡単に手に入りますので、欲しい機能とその費用を確認し、シミュレーションしてみることもお勧めです。

・内装材はリーズナブルなものにする
リーズナブルな内装材というと、ビニールクロスが主流です。
汚れが拭き取りやすいように、なるべく凹凸の少ないデザインを選ぶようにしましょう。

・取り替えなくても支障のないものは取り替えない
1-1-4.トイレを一新したいときに取り替えるもの」と反対となりますが、支障がないと思えば取替えないこと自体が節約のポイントになります。

1-4.お金をかけるべきポイント

では逆に、トイレリフォームでお金をかけるべきポイントはどこでしょうか。
それは、リフォームで必要としていること、求めていることによって決まります。

目的を達成するために必要なことには、お金をかけるようにしましょう。
後悔のないリフォームにするためには、このことが一番大切です。

ここでは、よくあるリフォームの要望を取り上げて、どこにお金をかけるべきか確認してみましょう。

1-4-1.年を取っても使いやすいトイレにしたい

・バリアフリー関連器具(手すりなど)を取り付ける

・手が洗いやすい、広い手洗い器を設置する

・洗面所や浴室と動線をつなげる
洗面所や浴室とトイレの動線をつなげることで、万が一トイレで汚れてしまった場合の対応が楽になります。

・コンパクトなタンクレストイレにする
介助者が一緒に入るスペースや、車イスや歩行補助器を置いておくスペースをトイレ内に確保するために、トイレはなるべく広くしたいものです。
その点で、背面にタンクのあるトイレよりも、コンパクトなタンクレストイレにすることがオススメです。

1-4-2.省エネなトイレにしたい

・節水性に優れた便器を選ぶ
・LED照明器具の導入
・省エネな換気扇の導入

グレードの高いタンクレストイレほど便座の節電機能に優れ、「使うときだけ便座を温める機能」を高効率で行うことができます。
また、グレードが高いものほど、JIS規格が定めた省エネ基準達成率も高い傾向にあります。

メーカー別に見ると、パナソニックとTOTOが上位を争っています。
パナソニックは独自に特殊な樹脂を開発し、便座自体の熱伝導率を高めています。
TOTOは便座に学習機能を搭載したウォシュレットを開発しています。

1-4-3.トイレの寒さを解消したい

・暖房付き便座を選ぶ
・断熱の内窓にする
・トイレ用床暖房を導入する
・保温性(断熱性)がある床材を選ぶ

1-4-4.トイレの音が気になる

・防音扉の設置する

・内壁の断熱材を見直す
断熱材には、ある程度の遮音性能が備わっています。
室内の間仕切り壁には断熱材が入っていないことがほとんどですので、リフォームの際に充填することで防音効果にもつながります。

・防音に配慮した配管材へ取り替える
排水管には、排水音を抑えるために防音材を巻きつけた商品が存在します。
トイレの排水管に防音措置がとられていない場合は、こういった商品に取り替えることで防音に効果を発揮します。
特に上階にあるトイレの排水音が、下の階に響いてしまう場合に効果的です。

2.目的別に紹介 トイレのリフォームプラン

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毎日使うトイレは、リフォームによって使いやすくなったことを一番実感できる場所です。

より豊かな生活のために、おすすめしたいトイレリフォームのプランをご紹介します。
なお、概算の費用は、便器の交換のみの工事2万5千円にプラスして必要となる費用となります。

2-1.汚れに強い材質を選んで清潔に

トイレの床や壁の清掃性は気になっていませんか。
便器の周りの黒ずみ、床や壁に好ましくないシミなどはついていませんか。

トイレリフォームの際、内装材を汚れに強く、清掃性の高いものにすると、日々のお手入れがとても楽になります。
すると、いつまでも清潔に保てるため、経年劣化も少なくなるのです。

トイレの壁には、床から75~85cmほどの高さまで汚れに強い材質の内装材を貼ると、飛び跳ね汚れのお手入れもしやすくなります。

2-1-1.おすすめの材質と費用の概算(0.5坪あたり)

・クッションフロアシート
厚み1.8mmほどで、色柄が豊富な内装材です。
表面がビニール製のため、汚れが染み込みにくく、水廻りの仕上げ材に適しています。

床に貼る場合
+2万5千~3万円

腰壁まで立ち上げる場合
+3万~4万円

・ 200角(200mm×200mm)以上のタイル
タイルは磁器や陶器、石質ですので、汚れが染み込みにくい材質です。
さらに清掃性を考えた場合、細かいタイルですと目地の掃除が逆に手間となってしまいますので、200角以上の大判タイルがオススメです。

床に貼る場合
+5万円~

腰壁まで立ち上げる場合
+7万円~

・シート系フローリング
木質のフローリング材の表面に、汚れの染み込みにくいシートを張ったものです。
水廻りの仕上げに優れ、フローリングでありながら石目調などの高級感のある柄もあります。
床に貼る場合
+1万5千~3万円

2-2.収納スペースを作って快適に

トイレに置く備品は意外と多いですよね。
トイレットペーパー、掃除用ブラシ、洗剤、ゴミ袋、サニタリー用品、替えのタオルなどなど……。
うまくトイレ内に収納できればスッキリしますし、家事もかなり助かります。

トイレは限られたスペースですが、壁埋め込み収納や上部のスペースを利用する収納など、各メーカーからはリフォームで簡単に取り付けられる商品が多く売られています。

それらを取り入れて、上手く収納をつくってみましょう。

・収納用アクセサリー
+1万~15万円

2-3.介護やバリアフリーを見越して

ご自宅のトイレをバリアフリーデザインにして使いやすいトイレにしておくことは、将来的に自立した生活につながり、寝たきりの防止にもなります。

必要性を感じる場合は、是非取り入れてください。
それでは、バリアフリートイレへのリフォーム費用の概算を紹介します。

・段差解消
+5千~3万円

・手すり取り付け
+5千~2万5千円

・スイッチを押しやすいものに交換
+2千円程度

・介護スペースの確保のために空間を広くする
+20万~50万円
※タンクレストイレにすることが一番手軽です。

・少しの力で開け閉めできる引き戸へ交換
+2万~10万円

2-4.デザインにこだわったお洒落なトイレ

リフォームの際にちょっとした工夫をするだけで、トイレは劇的にお洒落なものになります。

トイレは滞在時間が短く、ほかの部屋と区切られています。
居室では敬遠しがちな大きな柄のものや、色の鮮やかなクロスを思い切って使ってみるのもよいでしょう。
部屋の壁を何パターンかのクロスで貼り分けるだけで、ほかにはないデザインされた空間になります。

また、LIXIL社の「エコカラット」のように、デザインも優れて調湿性や防臭効果のある内装材も多数存在しています。
こういった商品やタイルを、空間のアクセントとして用いることもおすすめです。

トイレの空間をお洒落にすると、自然と豊かな気持ちになりますし、お客さんにも喜んでもらえますよ。

それでは、デザインにこだわったリフォーム費用の概算をご紹介します。

・デザイン性の高いクロスを貼る
+5千~2万円

・アクセントに便器の背面にタイルを貼る
+2万円~

・アクセサリー類(タオル掛けや紙巻器)を取り替え
+3千円~

・照明器具を取り替え
+5千円~

・間接照明を導入
+2万円~

2-5.今のトイレはこんなに節水機能に優れている

一日に何度も使用するトイレですが、従来の洋便器の場合、一回の洗浄で12~20Lもの水が使用されています。

最近のトイレは節水性に優れ、3~6Lで済みます。
さらにECO小モードを搭載した機種の場合、わずか2L程度で済んでしまうものも登場しています。

一回で半分以下の節水になるのですから、長い目で見ると節水機能に優れた便器を選びたいですね。

・節水機能に優れた便器の概算
+10万~40万円

3.機器代を左右するトイレのグレードとは

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機器代の項でお話ししたとおり、トイレのグレードはリフォーム費用を左右します。
最近は、各メーカーがこぞってよりよい便器を開発することに努めています。
驚くことに、毎年のように最新の機能が搭載された便器が市場に登場しているのです。
この章では、そんな最新機能とグレードを紹介していきます。

3-1.洗浄機能

3-1-1.タンクレストイレ

1-2.機器代」でご紹介したグレードのSランクに該当します。

特徴として、洗浄機能がタンク付きトイレに比べて、圧倒的に優れています。
少ない水で強力に水を流すことに特化されており、給水栓から直接水を取り入れて洗浄するため、連続使用も可能です。

節水性はもちろんのこと、日々の掃除の手間も軽減されることは間違いありません。

3-1-2.タンク付きトイレ

グレードのAランク・Bランクに該当します。
便座の後ろにタンクがあるタイプのトイレです。

1回の洗浄で使う水の量は、4L~とかなり節水性に優れています。
先ほどご紹介したとおり、従来の洋便器の場合は一回の洗浄で12~20Lもの水が使用されていますので、その節水性がよくわかると思います。
節水を求めるリフォームの場合、効果は間違いなく感じられるでしょう。

3-2.清潔性

ハイグレードの便器は、掃除のしやすさにも配慮されています。

各メーカーは汚れをつきにくくするために、便器の表面に出来るだけ凹凸がないように研究を重ねました。
その結果、便器の表面はナノ(10億分の1メートル)サイズまで拡大しても滑らかであり、汚れがつきにくくなったのです。

また、汚れが溜まりやすかった便器のフチや、温水洗浄便座のシャワーノズル収納をスッキリとさせる工夫がされています。
ほかにも、シャワー便座がリフトアップして、今まで手が届かなかった場所まで手軽に清掃できるように配慮されています。

パナソニックの「アラウーノ」については、洗剤をタンクに補充しておけば、水を流すたびに洗浄されます。
もはや便器内の清掃は不要とも言えますね。

3-3.自動開閉機能

ハイグレードの便器に搭載された機能で、自動開閉機能といったものがあります。
便器に近づくと自動で蓋が開き、用を足すと自動で洗浄し、また蓋が閉まるといった機能です。
このように、いろいろな動作を省略できる自動開閉機能のメリットは、「楽」といえるでしょう。

また最近は、排泄物が原因となる胃腸炎など、家族間感染もよく問題視されています。
便器に触れずに用をたせるのは、清潔の部分でも大きなメリットですね。

ただ、この機能に慣れすぎると、外出先で流すのを忘れるといったこともあるようです。注意してくださいね。

3-4.温水便座機能

ウォシュレットやシャワートイレと呼ばれる温水便座ですが、やはりハイグレードのものほど充実した機能と優れた清掃性を実現しています。

おなじみのシャワー機能はもちろんのこと、上で紹介した全自動洗浄や蓋開閉機能など、あれば助かる機能が搭載されています。
以下に、いくつか機能の例を紹介します。

・LIXILのプラズマクラスター搭載便座や、TOTOの除菌水で汚れや臭いを防止する機能
・トイレットペーパーを使わずに済む乾燥機能
・センサーによって強弱をコントロールする脱臭機能
・省エネ性に優れた暖房便座機能

このほかにも、SDカードでお好みの音楽を再生できる機能や芳香機能など、ハイグレードな機種はとても豊かにおもてなしをしてくれるのです。

なお、シンプルにシャワーのみ、暖房のみ、といった便座も人気ですのでご安心ください。

4.リフォームでも使える住宅ローン

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ここまでリフォームにかかる費用について解説してきましたが、高いグレードのトイレが欲しくなったり、この機会に大幅なリフォームを行うことにしたりで、予算に不安を覚えたという方もいるかもしれませんね。

実は意外とご存知でない方も多いのですが、リフォームにかかる費用は住宅ローンに組み込むことができます。

従来であれば、ローンを利用してリフォームを行う場合は、リフォームローンを利用するのが一般的でした。
しかしこれでは、住宅ローンとリフォームローンを同時に抱えてしまう恐れがあります。
そこで登場したのが、リフォームローンと住宅ローンが一体になった、一体型の住宅ローン。取り扱う銀行も増えてきています。

リフォームのとき住宅ローンは使えるの? 数百万円が浮く借り換え術」にて、ローンを申し込む際の準備や、リフォームローンと住宅ローンの違いなどを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

5.まとめ

一口にトイレのリフォームと言っても、様々な工事内容が存在することをお伝えできたと思います。

まずはリフォームで必要としていることをリストアップした上で、ご予算と相談するといいですよ。

もしもご予算に余裕があれば、より満足の得られるリフォームを目指して機能性やデザイン性も求めてみてください。